あなたが転職を考える「きっかけ」は何でしょう。
1 会社の業績不振
2 処遇の不満
3 結婚
4 転勤辞令への反発
5 将来への漠然とした不安
6 他の企業も見てみたいという好奇心
7 何となく・・・
転職動機を他人に説明できますか?
転職の動機がイメージのままになっていませんか?
転職動機は採用面接で聞かれることが多いのです、ご自分の言葉で説明できることが重要だと思います。
転職動機を考えていく中で、色々な発見があると思います。
気の許せる友人に転職動機を話してみることも有効です。その動機を第三者が聞いて共感が得られますか?別のアドバイスをもらえるかもしれません。
上記理由の「7 何となく・・・」で転職した方は、新しい会社でも何となく退社することが多いです。
転職動機に上司との折り合いの悪さを挙げる方が多いです。
会社組織の仕事は他人と連携して進められます。特に直属の上司となる方との相性が重要になります。
離職率の高い会社も離職の原因を見てみると、特定の人物のパワハラによる場合は意外に多いです。こうした会社は避けましょう。避けるためには、以下の準備が有効です。
1 最近の離職率を調べる。
もしくは先方に聞いてみる。
→回答がない場合には少し会社の姿勢が疑われます。
2 紹介会社経由の求人であれば、職場の上司となる方の人柄などを聞きましょう。
ブラック企業と言われる経営者も現実に存在します。社員を消耗品のように考えている残念な経営者からは逃げましょう。
あくまで参考情報ですが、以下のサイトも参考になります。真偽のほどは分かりませんが・・・
ネット上の風評は以下で確認「ググルトブラックな企業一覧」
一般には転職活動年齢の上限は35歳と言われいます。40歳を過ぎると転職に不利と言われることが多いです。
企業も放っておくと、社員の平均年齢が上がり活力が失われていきます。
社員の平均年齢を下げるには、
1 新卒の採用に注力する
2 中途採用の対象年齢を引き下げる
3 高齢社員に転職を促す
しかし、中途採用の求人には幹部人材の求人もあります。この場合、年齢が重要な要素となるでしょうか。
年齢も考慮要件になるかもしれませんが、それよりも人柄、過去の実績、人脈など複合的な要素です。
あなたが仮に40歳であるとするなら若年層を対象にした求人には応募すべきではないです。
求人の内容をみれば、これがどの年齢を対象とした求人かどうかはある程度、判断できるものです。
転職のミスマッチは労使ともにエネルギーの浪費ですので避けましょう。
職務経歴書(以下、職歴書)には読者がいます。
ご自身の実績を強調しすぎる余り、長文の職歴書になっている例も多いです。
職歴書は採用企業に提出する名刺のようなものです。
「簡潔明瞭」を目指しましょう。
簡潔明瞭の職歴書の要素とは:
◎読みやすい分量とは →一応の目安として
◎読みやすい書き方とは
親しい知人に職務経歴書を見てもらうのは有効な方法です。
第三者の視点で見てもらうと、文意が不明瞭な個所などを発見してくれる場合が多いです。
見てもらう相手が職種が違う友人であっても同様です。業務知識や専門用語の知識がなくても、文章の理解という点では共通する部分は多いです。
写真の写り具合もこだわっていますか。
写真からの印象は大きいです。
初見では履歴書の写真が一番先に目がいくものです。
写真に写る表情(目つき)、服装(スーツの折り目、Yシャツの襟)、髪型などから人となりがう伺えるものです。
書類審査の前から既に実質的審査は始まっています。
応募する際の留意点
1)先方の要請、指示に的確に対応しましょう。
採用側とのメールのやり取りで、以下のことは推察できます。
①採用側との連絡文章から語彙力を推察
②意思疎通する力を推測
→先方から何らかの要請があった場合の反応力です。
相手の意図を汲みとることが大切です。
(例)①先方からは応募書類を書面で提出を要請→にも関わらず、電子ファイルで提出してしまう。
②写真付きの履歴書の提出を要請→にも関わらず、写真なし提出してしまう。
2)電子ファイルで提出する際は、PDF変換した方が無難です。
ワードやエクセルファイルはバージョン、プリンターの設定の違いによって綺麗に印刷できない場合があるからです。
PDF形式であればそうした不具合は回避できます。
罫線、行がズレていたりすると意外と読みにくいです。
今度は企業の採用担当者の立場で考えてみましょう。
採用面談日時を突然、リスケしてくる応募者がいたとします。しかもこれが2度目です。
あなたならどうしますか?
面談の約束を守れない人にあなたは重要な仕事を任せられますか。
社内事情で退社時間の見込みが立てられない職場も問題ですが、そうした事情があるのであれば休日面談に応じてくれる求人を当たりましょう。
面談の約束をしたということは、先方の時間を拘束していることでもありますので慎重な対応が望まれます。
求人サイトで時々こんな求人を見ませんか?
・「幹部人材を募集します!」
・「社長の右腕を募集!」
こうした求人には以下の点を留意しましょう。
・「幹部人材を募集します!」求人
→幹部人材とは、具体的なポスト、権限は?
一般的には企業幹部とは取締役、執行役員、支店長、部門長などです。
幹部人材の求人でも実際の受け取った内定通知書のポスト欄には「係長」と記載されている例は多いです。
・「社長の右腕を募集!」求人
→社長の右腕求人には特に注意が必要です。こうした求人の要求水準は相当高いです。
想定されるケース
1 社員規模が100人を超えてきた会社のケース
2 幹部人材が退社して組織に穴が空いた会社のケース
3 人材が定着しない職場
4 社長の人事方針に一貫性がない。
→だから幹部人材が育たない。外から中途採用
1 社員規模が100人を超えてくる段階の企業
社員が100人までは社長1人で全体を掌握できる規模です。
これが子会社を設立したり、新規事業を拡げて行ったりと社員数が100人を超えてくると社長1人では会社全体を
掌握するには限界がきます。こうした状況で社内に人材が育っていない企業から、中途採用として外部から社長
の右腕人材の募集があります。
2 何らかの事情で幹部人材が退社して組織に穴が空いて会社のケース
これは欠員の補充の求人になります。前任者の引き継ぎなのでやるべきことは明確なので、実績を残すことは可能です。
右腕とは具体的なポスト、権限は?
→社長の右腕とは専務もしくは常務取締役で代表権を有する取締役が当てはまりますので、そうなるまでには相応の
時間が掛かります。中途採用で最初からそのような待遇で迎えられる例は稀です。
また、スキル以上に社長との相性が重要です。これは数回の面談、会食では推し量れません。
こうした不確定要素があるので、要注意求人とした理由です。